就活は仕事です。

元ダイヤモンド社 代表取締役 岩佐豊氏

 

『働くとは?』『仕事とは?』就職活動とは、まさにビジネスマンの第一歩です。

 

 

 

 

就職活動は学生生活の最終段階ではありません。「ビジネスマンとして働く」ことの第一歩です。当然、学生生活の常識ではなく、働くことの常識を知った上で活動を始めなければいけません。もしかしたら「学生生活での常識」をどれだけ捨てることが出来ますかと問われているのが、就職活動かもしれません。

 

 

 

1)学生のコミュニケーションと仕事のコミュニケーションは、全く違う

学生時代のコミュニケーション力は仕事では通用しません。その意味では、皆同じ条件でスタートです。

 

 

 

2)プロとアマ。仕事の世界ではその違いが厳しく問われます。

「学生のプロ、学生のアマ」とはあまり言われませんが、仕事となるとプロアマの違いを毎日言われます。プロとアマ。違いは何ですか?

 

 

 

3)仕事の世界では「結果が全て」です。

学生時代までは、途中経過を評価してくれます。しかし、仕事の世界では途中経過はどうでもよくて、全て結果で評価されます。仕事の世界では「頑張ります」は何の意味もありません。

 

 

4)仕事は見えないところの努力で決まる。

試験と面接の本番で結果の全てが決まると考えた就職活動は必ず失敗します。仕事も就職活動もそれまでの準備で決まります。

 

 

5)「どれだけ汗を流しましたか」仕事も就職活動も同じことが問われます。

仕事にウルトラCなんてありません。1つ1つ積み上げていくのが仕事です。極めて泥臭いのが現実です。

 

 

6)その会社が10年後もあるか、その仕事が10年後もあるか、誰もわかりません。

先のことはわからない、当たり前です。その会社が10年後も今と同じようにしてあるか。そこの社長ですらわかりません。入社する前の君が悩むテーマではありません。

 

 

 

7)どういう会社を選ぶか、どういう仕事をしたいかよりも大事なことは「どういう仕事の仕方をするプロになるか」です。

働くときもっとも大切なポイントです。どの会社に入社するのか、どの部署に配属されるのか。自分では決められません。大事なことは、自分で決められないことを自分の目標とすることです。

 

 

 

8)向き不向きは自分で決められません

自分では向いていないと思っていても他人(上司・同僚・顧客)からみると個性がありとてもその仕事(職務)にマッチしていると思われることはとても多くあります。

自分で判断しても間違っていますので人に聞いてみたほうがより正しい解答が見つけられます。

 

 

9)会社は冷たいです

貴方が仕事のし過ぎで病気しても会社は貴方の生活、将来、人生を何も保障してくれません。

然るに自分の人生は自分で決断し続けていくしかありません。

 

 

10)仕事は辛いです。趣味や遊びとは全く違います。