こんにちは。
今回ブログを担当させていただくのは、学生八志会スタッフの早稲田大学商学部3年、石原優希です。
今回、弊団体のOB組織である一般社団法人八志会の企画で、福岡県豊前市を訪れました。
この記事を読んでくださっている皆さんの「そもそも何故『豊前』?」という疑問が透けて見えるため(笑)、まずこの企画の経緯からお話しましょう。
今回の企画の主催者である成田重行さんは、全国30か所もの市町村における「地域開発プロデューサー」として地域の活性化支援を行っており、以前から豊前市の後藤市長と親睦がありました。
そこで、八志会の若者たちの目で豊前市を見ていただきたいという後藤市長の発案があり、毎年行っている地域訪問の一環として、今回豊前市が選ばれました。
(成田重行さんと八志会とのつながりはまた別の機会に。)
一日目

この度の訪問では、なんと豊前市役所に全面的に企画・運営を執り行っていただきました。
集合場所は豊前市役所。笑
いきなり豊前市役所の職員の方から、豊前市の特徴・抱える諸問題についてレクチャーをしていただきました。詳細なデータまで揃えてあり、この度の企画に市が真剣に力を入れていることを実感。身が引き締まります。

こちらは豊前訪問団一同。市長自らお出迎えいただきまし
た。
手前の右から三番目でスーツに身を包んでいらっしゃるのが、後藤市長。

市が保有するバス(笑)に乗って、豊前市を特徴づける場所にご案内いただきました。

農業に関してレクチャーを受けながらの散策。豊前市
を代表するブランド米・特徴的な棚田に関しての歴史
をお話しいただきました。
美しい景色ばかりではなく、耕作放棄地の現場を訪れ
ることも。
豊前市に限らず、地方の農業の現状を表す光景に、誰もが日本の農業が抱える問題を意識せざるを得ませんでした。

お寺へ向かっていますが、何を隠そうこちらがこの旅の
宿泊場所。
本堂で寝るという経験は間違いなく、
人生でこれが最初で最後でしょう・・・。笑

豊前市の温泉を堪能した後は、市役所職員の方々を
始めとする地元住民の方々が一堂に会し、
バーベキューが行われました。
現地で生産されたお肉やお野菜も振舞われ、皆その味に舌鼓を打ちました。

食事の後は、腰を据えての討論会。与えられたテーマ毎にグループに分かれ、今までのフィールドワークを元に話を進めていきます。
ちなみに私たちのグループに振られたテーマは、
「移住・定住の諸問題について」。
詳細は後篇でお伝えします。
八志会のメンバーからは、各々が専門とする分野の視点を含んだ、多様な意見が出ましたが、それ以上に市役所職員の方と住民の方が激しい議論を交わすシーンがあり、この場所に実際に「生きている」人々の思いを汲むことの重要さを体感しました。
この後も長い夜は続きましたが、前篇はこの辺で。
後篇では、二日目の様子と全体を総括しての地方自治体に対して感じたことを書きたい思います。
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